バイアグラとは

ED(勃起不全)の治療薬と言ったら、ほとんどの人が「バイアグラ!」と、言うのではないかと思われるくらい縁のない人の間でも知名度の高い薬ですね。

バイアグラは、アメリカの製薬会社ファイザーが製造・販売している薬で、1998年にアメリカで販売が開始されました。もともとは、狭心症の治療薬として開発されていたらしいですが、ED(勃起不全)に効果があることが分かり、その治療薬として販売されるようになったそうです。

販売開始直後からアメリカで非常な反響を巻き起こしたようです。有名人がバイアグラを使用したことが話題にもなりましたね。それが、日本にも影響したのでしょう。翌1999年には日本での製造・販売が厚生省(当時)により認可されて、日本のファイザー株式会社から3月発売開始されたのです。

つまり、今年2009年は日本でのバイアグラ発売10周年という記念(?)の年にあたるのです。
日本ファイザーでは、それを記念して、中高年男性の性生活や勃起機能に関する実態を調査する「硬さは男の勲章!」キャンペーンを3月~5月の2か月にわたり実施しました。このキャンペーンからも反響の大きさがわかるのではないでしょうか。

では、なぜこの薬がこれほどの反響を巻き起こしたのでしょうか?
それは、EDが多くの男性に起こり得る病気だからです。

原因は様々ですが、日本の中高年の男性では半数以上がEDになっているという調査結果もあるようで、潜在的な患者数も1000万人以上と推測されているそうです。驚くべき数字ですよね。

日本では、医者に処方箋を書いてもらわないと正規の購入はできません。でも、やっぱりED(勃起不全)のことを他人に知られるのはいやだという心理が強いのか、インターネットで個人輸入をしている人もかなりの数に上るようです。

作用と副作用

ED(勃起不全)の治療薬として有名なバイアグラですが、もともとは、狭心症の治療を目的に開発が進んでいたというのはご存知でしたか?

狭心症の主な原因は、心臓に血液を送り込んでいる血管がコレステロールなどにより狭くなったため、血流の量が減少することにあります。簡単に言うと、心臓が貧血みたいな状態になったと思ってください。狭心症の治療では、血管が狭くなっている原因を取り除いて、血流を良くします。

つまり、心臓への血流を改善するために研究されていたのですが、勃起に必要な血流を改善する効果が見られたので、結局はED(勃起不全)の治療薬として開発されたということなのです。

多くの科学的発見が、他のことを研究していた時に偶然になされています。バイアグラもそのような偶然の賜物(EDの人にはホントそうですよね)だったんですね。日本でも120万人以上の人が使用し、効果が確認されているそうです。

ところで、バイアグラは誰でも使っていいということではありません。誤った使用法によって死亡した例もあるそうです。製造・販売しているファイザーは服用禁止の指針として以下の基準を示しています。

●狭心症の治療で、硝酸薬を使用している人
例えば、ニトログリセリンを飲んでいる場合、血圧が危険なレベルまで下がり、死に至る可能性があるそうです。
●今までに、バイアグラを服用してアレルギーを起こした人
●心血管系障害などのために医師から性行為が不適当だと診断された人
●重症の肝臓病の人
●低血圧の人
●脳血管に病気のある方(脳梗塞・脳出血)や心筋梗塞を起こした人
●網膜色素変性症(進行性の夜盲)と診断された人

バイアグラは薬なので、服用禁止の指針に当てはまる人は注意したほうがいいですね。